一般的に国内の墓地でよく見かけるのが、「○○家之墓」の文字が刻まれた伝統的な墓石です。個人の名前や戒名が刻まれるようになったのは明治時代に入ってからとされていますが、特に定められたルールなどもありません。
そのため、現代では墓石に刻まれる文字のスタイルも様々です。
一文字・二文字の言葉
墓石に使用される文字は豊富で、漢字一文字や二文字で掘られたデザインも多くの方に利用されています。文字選びの傾向としては、故人の思いを表現したものや、自然を表現するデザインなどが挙げられます。
例えば、漢字一文字なら「愛」「心」「空」「海」などの文字が人気です。また、漢字二文字なら「夢想」や「自然」などがあります。
その他、四文字熟語から使用するパターンも多く、「一期一会」など、故人をイメージするものや好きだった言葉を墓石の文字に選ぶことも珍しくありません。
文や句になった言葉
漢字のみのシンプルなデザインの他、「ありがとう」や「やすらかに」などの文を、遺族の思いとして墓石に刻むこともできます。また、「やすらかに、いい人生、在りし日」などの句を選ぶ人も多く、幅広く使用されています。
掘る言葉は、漢字やひらがなの使い分けや文字数など、細かい決まりもないため、好きな言葉を短文・長文関係なくデザインすることが可能です。
墓石に文字を掘るときの注意点
墓石に掘る言葉は自由ですが、用いる文字は一般的に「正字」とされています。
俗字や略字などではなく、正規の文字なら使用可能という意味になるため、文字を依頼する際にはその点も含めて言葉を選ぶことが大切です。
また、墓地や霊園にある墓石を見ると分かるように、刻めるのは言葉だけでなくイラストも可能です。さらに書体デザインも自由に決めることができるため、人によってはお墓自体をオーダーメイドするケースもあります。
もちろん、墓地や石材店によって違いやルールもあるため、自分の中で大まかなイメージが決まっているのなら最初に伝え、可能かどうか確認しましょう。
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